ダウンライトで天井のすっきりとした住まいに!そのメリット・デメリットとは

覚王山のリノベーション, Nobuyoshi Hayashi Nobuyoshi Hayashi Quartos modernos
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ダウンライトとは、天井に埋め込むかたちで設置される照明です。シーリングライトのように天井ライトが出っ張ることがないのですっきりとした天井デザインとなります。そうした点から、ダウンライトとはしばしばモダンですっきりした居間に設置されます。もちろんそうした埋め込み型照明にもデメリットがあり、住まいに取り入れる際はそうした点に注意する必要があります。そこで今回は、埋め込み型照明のメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。

ダウンライトとは? その種類は?

ダウンライトとは、ユニバーサルタイプといってスポットライトのように自由に角度を変える事ができる天井ライトと、傾斜天上用といい傾斜天井でも光が床面に対して垂直に照射されるように電球が斜めに配置されている天井ライトがあります。こちらの木の風合いが美しい傾斜天上には、ユニバーサルタイプと傾斜天上用の両方設置され、二つの照明でリビングのライトアップが効果的に美しく見えるように配慮されています。

ダウンライトとは ー 天井をすっきり魅せる効果が

ダウンライトの一番の魅力は、埋め込むかたちの天井ライトによってすっきりとしたフラットな天井がデザインできる点です。埋め込み式は、穴を開けられない天井の部屋には取り付けられないと思われるかもしれませんが、こちらのリノベーションのように、廊下や小部屋の天井を一段下げることにより設置は可能となります。さらに間接照明でリビングのコンクリート天井を照らすことにより、素材感を活かした雰囲気のあるインテリアとしています。


「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています。◀

※ リビングの写真ページ

スポットライトのような照らし方

ダウンライトの照らし方の特徴として、床を直接照らすスポットライトのような演出効果があります。シーリングライトの場合は、全体をまんべんなく明るくしてくれるメリットがありますが、インテリアやある部分を明るく綺麗に照らしたい場合は、ダウンライトが効果的です。こちらの住まいでは、人造石研ぎ出しのキッチンカウンターがまるで石のオブジェのように照らし出されるように照明計画がなされています。それと同時に、天井には5つの照明とスピーカーだけが取り付けられている、とてもシンプルな天井となっています。


【住まいづくりについては、こちらの記事でも紹介しています】

 光の加減で心地のいい住空間!真っ白でモダンな住宅

埋め込み型照明でリビングの広い空間も明るく

先に述べたように、照らし方がスポットライトのような真下への集中的な照射となるため、従来タイプのデメリットは、広い部屋には不向きの照明でした。現在は、LEDによる高い発光効率の照明でリビングのような広い部屋でも十分な明るさを確保できるようになりました。また、消費電力が少なく長寿命なので、最初のコストは高くなりますが、長期的にみるとコスト面でもメンテナンス面でも利点が多くあります。


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シーリングライトのように埃が溜まらない

シーリングライトは、いつの間にか埃だらけになっていたり、あるいは小さな虫が中に入り込んでしまったりと、掃除が欠かせないタイプの天井ライトです。そうしたメンテナンスがほとんど必要ない点もメリットです。ダイニングによく用いられるペンダントライトも同様に埃の溜まりやすい照明ですが、埃がダイニングテーブルの上に落ちるのではないかと心配してしまう方にもおススメです。

写真:A.FUKUZAWA

すっきり魅せたいモダンな和室にも

和室は、来客をもてなす、寝転んでくつろぐ、読書をするなど、ゆったりと過ごす部屋のため、照明もリビングに落ち着いた雰囲気を演出する灯りが好まれます。そのため和室にダウンライトを取り入れる場合は、天井ライトの明るさに注意しましょう。角形の天井ライトなどは畳や障子といった直線的なアイテムとの相性が良いので、すっきりと部屋がまとまります。こだわりの天井デザインに合わせて選んでみましょう。


【照明については、こちらの記事でも紹介しています】

※ シーリングライトからブラケットまで。住まいを照らす照明の種類まとめ

※ 照明計画を始める前に押さえておきたい事まとめ

デメリット1:眩しさを感じやすいことも

先程述べたように、デメリットはスポットライトのような真下への集中的な照射となるため、取り付ける場所によっては眩しさを感じることもあるという点です。事前にどれくらいの明るさなのかを確認するとともに、家具などの配置に合わせて、光源がなるべく目に直接入らないような照明配置を建築家とよく話し合いながら決めていくことが大切となります。

デメリット2:位置の変更が難しい

もう一つのデメリットは、天井に埋め込んで設置するため、後になって照明の位置を変更することが難しくなる点です。そのため事前の照明配置計画がとても重要になります。もし、後から自分で楽に照明の位置を動かしたいという方は、ライティングレールなどを取り入れることをお勧めします。


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ダウンライトの電球交換と取り付けを自分で

埋め込み型照明でリビングがすっきりと明るいこちらの住まい。このような埋め込み型は電球交換が難しいように思えますが、もちろんダウンライトの電球取り付けは自分で行うことができます。デザインにもよりますがカバーの付いたタイプの天井埋め込み照明器具はカバーを取り外しましょう。ダウンライト電球の交換取り付けを自分で行うときは、型番が同じような電球でも、若干サイズが異なる場合があるので注意しましょう。

DIY?ダウンライトの取り付けを自分でする注意点!

ダウンライトの取り付けを自分でする注意点は、電気工事士の資格が必要になります。旧照明デザインから埋め込み型に変更する際は設置前に天井下地の確認が必要です。天井裏には水道の配管や電気配線などがあり、設置する際には天井裏を確認することが必要です。このような配線工事は電気工事士の資格が必要になり、無資格のまま工事をしてしまうと感電などの恐れがるので、DIYはしないようにしましょう。

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