家の中に木!まるで屋外のような空間が広がる5軒の家!

Y. Y. Y. Y.
可児の納屋, 南川祐輝建築事務所 南川祐輝建築事務所 Casas minimalistas
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一戸建ての物件を探すときや、家を設計する際、ぜひ欲しいものはお庭ではないでしょうか。その理由の一つが、庭に緑を植え、自然を楽しむことができるから。庭に青々と茂る木があれば、見るものを和ませてくれることでしょう。しかし周りの環境や、土地の広さにより、庭を持つというオプションは厳しい場合もあります。今回の記事では、『それでも家の中に木が欲しい!』という方にお勧めの、屋内に木が植えられた家5軒をご紹介したいと思います。

家の中に木が、中庭の樹木を利用して

家の中での屋外というと、まず思いつくのが中庭。中庭は、部屋を明るくしたり風通しを良くするなどメリットも多く、コや口の形に囲まれていると、三面もしくは四面の方向から庭を愉しむことができます。そしてもちろん、中庭に木を植え、四季折々の姿を楽しみたいものです。こちらのお住まいは、名古屋を拠点に全国で活動する建築家、南川祐輝建築事務所が設計を手掛けたこちらのプロジェクト「可児の納屋」。天井が高く、それだけでも広々とした空間ですが、中庭に面した大きな窓が、室内をさらに大きく、開放的な印象に仕上げています。ガラス越しに見える中庭の木は、まるで大きなテラリウムのような美しさがあります。ミニマルなスタイルの家も、中庭の木で魅力をさらに引き立てていますね。


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家の中に木があるようにみえる廻庭

続いてご紹介するのは、こちらのお住まい。一見、庭があるようですが、木々の上部が建物に覆われているという、ユニークなフォルムのお家ですね。建物を囲む形に造られたこの「廻庭」には、2階の窓からも見えるように、背の高い樹木が植えられています。2階にはリビング・ダイニング・キッチンが配置されており、そこの窓を開けると豊かに生い茂る木々に触れられるという、開放的な生活が愉しめます。高密な住宅地ですが、プライバシーを守りつつも、自然を取り入れた、豊かな暮らしが実現されていますね。新潟の建築家、TAKERU SHOJI ARCHITECTS. Co., LTDが設計を手掛けました。


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家の中に木がある箱庭

福岡市のソルト建築設計事務所が設計を手掛けたこちらの住まいは、広々とした開放的な空間と、天窓に向かって伸びる屋内の木が印象的です。白を基調としたと屋内の木の緑が爽やかなコントラストをつくります。屋内に木を植えるというアイディアは、ショッピングモールやオフィスビルなど、パブリックスペースで見かけることはあっても、個人邸宅にはまだまだ浸透しておらずとても新鮮ですね。3方向を隣家に囲まれた住宅街の一区画に立つお住まいとのことですが、家にいながらにして屋外のような空間が愉しめるという素敵な空間の使い方です。


【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】

 所有するからサブスクリプションへ、シンプルに家具を揃える

屋内の木が家の主役

周りを水田に囲まれたこちらの住宅は、この土地で生まれ育った施主ご夫婦の、「この風景に溶け込み、郷土の自然を常に感じる家」とのご希望のもと、一級建築士事務所ヨネダ設計舎によって設計が手掛けられました。吹き抜けの高い天井と、木材をふんだんに使った室内が印象的ですが、この家の主役は何と言っても青々と生い茂る屋内の樹木でしょう。家の中心には、には樹高7メートルものアオダモの木が植えられ、その木を囲うように廊下やそれぞれの部屋が配置されています。その木は四季折々の姿を見せるので、室内にいながら四季を感じることができます。室内にいながら、木陰のハンモックで寛いだり、木漏れ日を楽しんだりと、贅沢な空間が広がるお住まいです。

写真:Kawai Katsushi

外の部屋

「外の部屋のある処」と名付けられたこちらのお住まいは、G_FACTORY 建築設計事務所によって設計されました。そしてこの住宅の「外の部屋」がこちら。土間空間に木が植えられ、そのすぐ隣が開口部となっているために、内側のような、外側のような、不思議な造りになっています。実はこの住宅は、田園に面した住宅地の一角に建てられ、家からは稲穂が眺められるという素敵な立地。しかしこの周りの環境がいつまでも続くとは限らないため、将来を見据え、プライバシーを確保する造りとなっています。プライバシーを確保しつつも、外の空間を内に取り入れるという方法、ぜひ参考にしたいですね。

写真:Hiroshi Ueda + Iku + gaku_


【中庭については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 知っておきたい中庭の6つのポイント!

※ 中庭の上手な使い方まとめ集

追記1:中庭に植える木は?

中庭に植える木はどんな種類のものがよいでしょうか?まず、中庭に植える木が落葉樹か常緑樹かを考えましょう。落葉樹は紅葉するものがありますが落ち葉掃除が大変です。常緑樹は秋や冬になっても葉が落ちることなく通年緑の葉を茂らせます。中庭に植える木としてよく選ばれるものでは、シマトネリコ。細い幹が数本立ち並び爽やかな印象をつくります。ただ冬の冷え込みが厳しい環境では、根元の保護などが必要になります。

追記2:中庭に植える木は?

中庭に植える木を成長速度で選ぶのも良いでしょう。比較的成長が早いとされているオリーブの木は、ある程度スペースのある中庭が必要になるかもしれません。もし小さな中庭に成長の早い樹木を選ぶとどんどん大きくなり小さい中庭ではすぐに手狭になり手入れが必要になってきます。

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