マンションのベランダを上手に使うために知っておきたい6つのこと

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
花畑団地27号棟プロジェクト, Camp Design inc. Camp Design inc.
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マンション住まいの方にとっては、ベランダは唯一の屋外スペースであり、そこを上手く利用して暮らしの幅を広げたいと考えている方も多いと思います。今回は、そのマンションのベランダを上手に使うために知っておきたいことを紹介していきたいと思います。洗濯物を干すだけの場所ではなく、それ以外にも様々なアクティビティがしやすい魅力的な屋外スペースとしていきましょう!

ベランダは共用部分

マンションのベランダについてまず知っておきたいことは、ベランダは共用部分であることです。マンションには居室といった専有部分と、共用廊下やエレベーターといった共用部分があります。居室にあることからベランダも専有部分と思うかもしれませんが、実際には共用部分になります。その理由は、万が一の際には避難経路として使われること、そしてマンションの美観の面でも建物全体に統一感を確保することが主なものとして挙げられます。

写真:Kentahasegawa

注意点

ベランダは共用部分であり、また高所の屋外スペースとなることから、いくつか注意しておくべき点もあります。その1つが洗濯物干しです。屋外で洗濯物を干したいと思う方も多いと思いますが、特に高層マンションにおいて万が一の物の落下の可能性からほとんどの場合でベランダでの洗濯物干しが禁止されています。また、ベランダには排水口がありますが、それでも大量の水を一気に流してしまうと隣や下の階へ溢れてしまう可能性がありますので、その点についても気を付けておきましょう。

肌触りのいい床材を敷く

ここからはベランダを快適にしていくポイントについて見ていきましょう。まずは床についてです。何もしない場合、大抵はコンクリートの床となっており、何となく外に出ていきづらい雰囲気だと思います。しかし、そうした床にウッドデッキなどを敷くだけで屋外空間が居心地の良い印象に変わります。ただし、そうしたものを敷くことを許可しないマンションもありますので、事前にチェックしておきましょう。

家具選びはインテリアと同じように

ベランダでくつろぐことができるようにするには家具が欠かせません。その家具選びもインテリアと同様にサイズやデザインなどにこだわっていきましょう。動線をきちんと考慮しながら家具のサイズを決め、ベランダのスタイルに合わせて家具のデザインも選べば、使いやすくおしゃれな屋外スペースにしていくことができるでしょう。当然そうした家具を外に据え置きで使う場合は耐候性の高い素材のもの、そして万が一に備えて簡単に動かすことができる比較的軽いものを選んでいくといいでしょう。屋外家具については、「アウトドアチェアのおすすめスタイル」も是非参考にしてみて下さい。

ベランダでガーデニングをする際の注意点

マンション住まいでもベランダを利用してガーデニングを楽しむことは十分に可能です。屋外スペースをより素敵な空間にしてくれるだけでなく、室内からの眺めもより魅力的なものにしてくれます。その際もいくつかの注意点があります。まず、バスケットなどをベランダの外に掛けると落下の危険性があるので避けておきましょう。また、匂いが広がらない肥料や、虫除けスプレーなども周囲に広がらないように注意しながら使いましょう。さらに、排水口がつまらないようにこまめに掃除をしながら、下の階に水が流れていかないように注意していきましょう。

小さな子どもにとって安全なベランダ

小さな子どもがいる家庭では、子どもの安全を第一にベランダを考えていきましょう。手すりが十分な高さであることはもちろんのこと、子どもが通り抜けてしまうような隙間がないこと、そして手すりに登って超えることがないように注意が必要です。ベランダの椅子やテーブルを使って手すりを超えてしまう可能性も考えられますので、子どもが動かせないような家具を選ぶことも大切になります。あるいは、こちらの東邦レオ株式会社が手掛けたベランダのように、十分に背の低い家具を選んでみてもいいでしょう。

【ベランダについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ テラスとベランダの違いとは?屋外スペース用語とそれらの違い

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