モノトーンの部屋づくりとポイント

A.Imamura A.Imamura
ヒュッテ閑馬, 上原和建築研究所/ Kazu Uehara Atelier, architects 上原和建築研究所/ Kazu Uehara Atelier, architects
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モノトーンの部屋づくりは、比較的簡単にできます。白、黒、グレーの無彩色で作るインテリアは、シンプルでモダンな印象に仕上げるのにピッタリ。トーンの使い方や色配分に気を付けて、都会的でおしゃれなインテリアを演出してみましょう。今回は、モノトーンの部屋づくりとポイントをご紹介していきます。

モノトーンの部屋づくりは黒の配分で変わる!

モノトーンの部屋づくりは、黒の配分によって大きく印象が左右されます。こちらは、ナイトウタカシ建築設計事務所が手がける住まい。天井や壁、床もホワイトに統一されたLDK空間に、アクセントで取り入れられた黒い家具が都会的でモダンな印象を演出します。また黒よりも白が印象的ですが、大きく直線的な黒いソファを配置することで、グッと大理石の床が印象的に見え、空間をグッと引き締めます。

モノトーンの部屋と部屋の広さ

モノトーンの部屋づくりでは、部屋の広さと黒の配分に気をつけましょう。特に、黒は都会的でモダンなイメージがありますが、同時に「重厚感」といった印象がありカラーの中では最も重い色として考えられます。黒や濃いグレーを多く使ったインテリアは、部屋を狭く見せてしまうので注意が必要です。狭い部屋でモノトーンインテリアを作る時はグレーや白を多めに配色するか、またこちらの写真の様に、透明ガラスの間仕切りで隣の空間との繋がりを演出しても良いでしょう。

白×黒のコントラストを楽しむ

モノトーンインテリアは、生活感のないスタイリッシュなインテリアや大人っぽい印象をつくることができます。白と黒のコントラストの強いインテリアカラーの配色は、緊張感が生まれるので家具のデザイン性を空間に活かしたい場合に有効です。一方、落ち着いて過ごせるようなLDKをつくりたい場合は、白×黒の配色やポイントで取り入れるアクセントカラーに柔らかいパステルなどを取り入れるとよいでしょう。

白やグレーの分量で明るく見せる

こちらは、上原和建築研究所が手がけるコンクリートの素材感を活かしたグレーの配色メインの住まい。コンクリートの冷たい素材感と直角的な間取りで都会的な雰囲気を演出しながらも、天井や中庭からの柔らかい採光と配置された小さなサイズの家具や華奢なデザインのチェストなどが華やかなで繊細な印象をプラスしています。同じモノトーンでも床や壁に質感のある空間は個性あるモノトーンインテリアが演出できます。

こちらでは併せて「かっこよくて個性的?!一味違うモノトーンの部屋づくり」を紹介しています。

和モダン空間にも

こちらは、モダンな住まいにぴったりのモノトーンで構成された和室。白、黒、グレーの配色を琉球畳や壁、天井に上手に配色することで、和室ならではの凛とした空間を惹き立てることができます。こちらでは、さらに観葉植物を飾って雰囲気を和らげ、和室ならではの優しさや温かみが引き立てています。和室をモダンにアレンジすることで、現代的な他の空間に馴染むのでおススメです。

無彩色にアクセントをプラス

無彩色のインテリアにアクセントカラーをプラスすると、いつものモノトーンインテリアのイメージチェンジができます。こちらは、カーペットやソファにブラウンをプラスし、白と黒のコントラストを優しく和らげています。例えば、白と黒でまとめたソファ周りに観葉植物のグリーンを加えたり、プラスしたいイメージに合わせクッションカバーの色を変えてもよいでしょう。

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