インテリアカラーをアレンジするための基礎知識

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
『 ふんわり北欧スタイルのすまい 』, Live Sumai - アズ・コンストラクション - Live Sumai - アズ・コンストラクション - Salas de estar escandinavas
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インテリアカラーは、空間の印象として明るいものにも暗いものにも大きく影響するだけでなく、色によって感情や部屋が広く見えるような視覚的な効果もインテリアをコーディネートしていく上で非常に重要な要素になります。しかし、インテリアに好きな色を単に選んでいくようでは、空間全体としてまとまりにくく、バランスのないごちゃごちゃとした印象になってしまいます。それにはある程度の知識やポイントがありますので、今回はインテリアカラーをアレンジするための基礎知識について紹介していきたいと思います。

色についての基礎知識

インテリアカラーをアレンジしていく前に、基本的な色についての基礎知識を知っておきましょう。まず、白や灰色、黒を「無彩色」、赤や黄色、緑を「有彩色」で2つに分けられます。色は、赤や緑などの異なる色合いは「色相」、色の明るさは「明度」、そして色の鮮やかさの度合いは「彩度」で表されます。色相環という色相を円環で表す図を知っている方も多いと思いますが、それによって色が「暖色系」「寒色系」、色相環の反対に位置する色を「補色」、赤と橙色のような隣り合う色を「類似色」と言います。

暖色と寒色

暖色と寒色は心理的な効果があるものとしてすでに知っている方も多いでしょう。暖色系は温かみが感じられ活発な印象を受けますし、寒色系は涼しさが感じられ静寂な空間を演出してくれます。また、暖色系はその色の物をより近くに感じさせ、寒色系はより遠くに感じさせる効果も持っていますので、壁や床などの大きな面に用いる際にはこうした点を念頭に置くといいでしょう。

まとめやすい同系色・類似色

インテリアカラーをコーディネートしていく上で比較的まとめやすいのが同系色あるいは類似色の組み合わせです。同系色とは色相が同じで、彩度や明度が異なる色のことになります。比較的色の変化の少ない組み合わせとなることから、統一感を生み出しやすいですが、それだけではのっぺりした空間になってしまいがちなので、ワンポイントで反対色などを取り入れるとメリハリのあるおしゃれな雰囲気が生まれます。

個性的なインテリアには反対色

反対色の組み合わせは、ある色とその色の補色の組み合わせになりますが、これらの色は同じ空間に取り入れても非常に合う色の組み合わせで、個性的な印象のインテリアカラーを取り入れてみたい方にはおすすめです。ただ、色が鮮やかすぎると逆に目障りになるので、少し彩度を落とした色を組み合わせたり、トーンを統一した色にするなど工夫してみるといいでしょう。

トーンとは?

インテリアカラーについて調べてみると、よく「トーン」という言葉を目にすると思います。「トーン」とは正確には色調のことで、彩度と明度を変化させながら色の調子を示します。純粋な赤や青はトーンの高い色で、その色に白を加えながら彩度を低くし明度を高くしていくことで、徐々にトーンの低い色になっていきます。反対に黒を加えていくと、彩度も明度も徐々に低くなっていきます。

おしゃれにまとめやすい同じトーンの組み合わせ

先程の反対色のところでも少し述べましたが、異なる色相の組み合わせでもトーンを合わせることで、インテリアカラーをおしゃれにまとめられます。落ち着いた明るいトーンの組み合わせなら柔らかい包まれるような印象になりますし、暗めのトーンの組み合わせならかっこよく落ち着きのある空間に仕上げることができます。

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