野性的なお庭をつくるには?

A.Imamura A.Imamura
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整然と作り込まれたお庭よりも、どこか野性的なお庭の方がホッとする。そんなことはありませんか?自由奔放に育つ植物達を見て暮らすのは、素敵ですね。特に子供の好奇心は野性的なお庭と共に育ちます。今、流行のスカンジナビアンスタイルは、家の前に広がる大きくて野性的な庭が魅力的の一つです。大きな木、茂み、木登りなど、お庭は子供たちの格好の遊び場となります。でも、お庭の広さが取れない日本では、なかなか実現しない野性的ななお庭。でも、今回はそんな日本のお庭事情でもつくれる野性的なスタイルのお庭づくりのコツをご紹介します。

お庭と室内のギャップを利用する

野性的なお庭を作る際、お庭と室内から見えるギャップを利用して、小さなお庭でもワイルドな印象を与えることができます。こちらは、EN景観設計株式会社が手掛けたCAP_Aoyamaのオフィスとお庭。窓側外に広がる壁一面に植物を植え、少ない面積で野性的なお庭の眺めを作った一例です。一般にお庭の計画は、初めから考えておく場合、工事の途中から考える場合、それから建物が出来上がってから考える場合の3通りがあります。敷地が広ければ散水柱の位置やライトアップ等、あらかじめ配管や配線をしておく必要があります。主庭などはリビングからの眺め、和室に座った時の眺めなど、生活していくうえで考えていきましょう。

視線を覆う背の高い植物

野性的な庭を作るためには、背の高い木を植えてみましょう。季節を感じさせる山ぼうしやひめしゃらなど落葉樹がおススメです。整然と作り込まれた庭よりも、四季ごとに紅葉や落葉など自然を感じさせてくれるお庭がホッとするひと時をもたらしてくれます。

自由に伸びるツタ系植物

自由奔放にどんどん伸びるシダ系植物やツタ系植物を植えてみましょう。藤棚やネットを用意して、ツタ系植物で植物の野性的な印象を演出してみましょう。ツタ系はコンクリートの壁に根を張り、お庭の外壁が劣化 、剥がした後 リフォームが必要、という事態も多々起こります。壁から離した場所にネットや柵を作り、誘引作業をしましょう。

ハンモックを用意

子供のころ憧れた人も多いハンモック。藤棚のようなものや木立などにも設置可能なハンモックを用意してみましょう。 室内ブランコのようでありながら、生活の道具として、日々の暮らしに使えるチェアハンモックは、野性的なお庭には欠かせません。

日本的な自然共生

日本的なお庭のコンセプトは、如何に自然と共生するかという考えが根底にあります。日本人にとってのお庭は住まいとお庭を分けない生活延長線上の付き合いがあります。欧米とは違った野性的お庭のコンセプトが好きな人には、庭囲炉裏はどうでしょう?こちらは、木村博明株式会社木村グリーンガーデナーが手掛けた耐火の材料で作る庭囲炉裏です。気にった場所に持ち運べ、熱燗や串焼きなどがお庭で楽しめます。

ライトアップは自然物で

古瓦を使ったガーデンライトで自然で野性的な印象を演出しましょう。木立の影やシダ系の植物に絡めておけば、使い込まれた古瓦でのライティング演出効果もアップします。西洋風の野性的なお庭には、レンガや石などで代用すれば、お庭の印象にピッタリきます。

小さな隠れ家

野性的で豊かな広いお庭には、自然と親しめる小さな家を置いてみましょう。フィンランドの一般家庭には「レイキモッキ 」という日曜大工でできる子供用の小さな家をお庭に置きます。製作過程で親子のコミュニケーションを深め、同時に子ども用の遊び空間が整います。ナチュラルでクリエイティブな北欧のお庭スタイルも一緒に見習ってみましょう。

害虫に強い植物を選ぼう

野性的なお庭にも少しのメンテナンスは必要です。まず植える植物は害虫に強いものにしましょう。例えば、手入れが簡単なスミレ類やタイハイスイセンなどの山野草などおススメです。また害中に強い植物には、カツラやアジサイなどがあります。日本物のアジサイは剪定さえきちんと行えば、比較的枯れることなく花を咲かせ大きくなります。

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