本体価格10万円も!?世界の激安コンテナハウス15選&建て方まとめ決定版 

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コンテナというと巨大な貿易港に並べられた巨大な鉄の箱、もしくは建築としてならば地方都市郊外の寂れたカラオケBOX、都市部であればトランクルームのイメージも根強いかもしれませんが、実は多彩な可能性を秘めた建築アイテムなのです。無骨ながら機能美に富み、ちょっとしたアイデアでオリジナリティ溢れる建築物になるコンテナハウスが今、熱い注目を浴びています。  

大まかに分類して、大型タンカーや貨物列車などで荷物を運搬する目的で作られた「ISOコンテナ(通常コンテナともいわれます)」、元々建築用として作られている「建築確認対応コンテナ」の2種類があります。どちらのコンテナを選ぶかで使い方や注意点も非常に大きく異なるのでまずこの点だけ理解しておきましょう。  

  

  ・コンテナハウスのメリット(料金&機動性) 

なんといってもコンテナハウス最大のアドバンテージは経済性。費用は下記に詳述しますが、実際に中古のISOコンテナであれば10万未満から、建築確認対応コンテナでも100万未満から入手可能です 。 

また自由度の高い機動性から、店舗、事務所、ガレージ、また災害時の避難住宅にと幅広い用途で活用されています。 

コンテナは言わば“巨大な建材”。アイデア次第で今まで見たこともないようなデザインの建物にもなりそうです。

・コンテナハウスの価格&固定資産税   

コンテナ購入だけならお金はあまりかかりませんが、基礎工事や内装、配管などをして実際に使えるようになるまでと考えるとちょっと違います。大まかに妥当な予算としては男女トイレ100万から、事務所300万から、住宅なら500万から、と考えると良さそうです。

固定資産税がかかるかどうか、基準はどこにあるのでしょうか?  一言で言うと「屋根があって四方を壁(シャッター含む)で囲まれていて地面に定着している構造物は建築物として扱われる」ので固定資産税はかかります。  じゃあ定着せず放置しているものは建築物じゃないのか?と思われるかもしれませんが国土交通省の指針の中に「人が出入りして継続的に利用するものについてはすべて建築物として扱う」とありますので居住や店舗、事務所として考えるならば、固定資産税は避けられなさそうですね。

・コンテナハウスを建てる際のルール・法律   

コンテナハウス建設に関する法律的な問題は、お察しの通りとっても複雑なんです。合法的に建物を建てる場合の「建築申請」が必要かどうか、また「建築申請」が通るかどうかが問題になってきますが、現在ISOコンテナによるコンテナハウスは「法的には非常に難しい」といえます。  複雑なことをここで紐解いていくのは大変なので、建築基準法が重視しているのは主に次の3点だということだけ覚えておきましょう。

  ・どんな場所に建てるか? 

  ・どのくらいのサイズか? 

  ・何のために使うか?    

上記三点を踏まえて各自治体に尋ねてみると建設が可能かどうか教えてくれるようです。  ちなみに、建築確認対応コンテナは法的な基準をパスすることを前提に作られていますので希望通りの建物を建てられる可能性は高くなります。  具体的に挙げると、基礎への固定が簡単、2階以上の建設が可能、業者によってはサイズも自由にオーダーできるなど、利便性、居住性、デザイン面での自由度も格段に上がります。  なお、コンテナハウスに関しては平成26年末、国土交通省住宅局が各都道府県建築主務部長に対して「コンテナを利用した建築物に係る違反対策の徹底について」(国住安第5号)を発しています。  建築基準法に適しない建物は地方自治体によって違法建築とみなされ、「是正命令」や「使用禁止」、最悪の場合「除外命令」が出る恐れもあるので十分注意が必要なところです。

・コンテナハウスでの実際の生活

今のところコンテナハウスの主流は店舗や事務所、ガレージなどがメインの用ですが、実際にそこで暮らすとなるとどうなのでしょうか? 傍目には「住みにくそう」なんて思われがちですが、住んでみると意外と問題なくすごせているようです。実際のところ、内装などはクロス仕上げや、フローリングを張ることも可能で、そうなると基本的には木造と大差ない仕上がりになります。

ただしやはり断熱や内側の結露など問題も挙がっています。本格的な長期の居住を考えるなら適度な日当たりの場所、風通しのよい場所にコンテナハウスを建てて可能なら常緑樹などをてみるとか、工夫次第で居住性はかなり上がりそうですね。

コンテナハウスの素敵なデザイン15選!

ではここで、実際の作例を見てみましょう。

1.斬新なグランピング施設に!

現在アウトドア愛好家を中心に流行しつつあるグランピング(魅力的という意味の「グラマラス」と「キャンピング」をかけ合わせた新語)。新しい形のアウトドアにコンテナハウスをミックスすれば、さらに未知なるエクスペリエンスが広がります。

2.大胆な配置アイデア!

コンテナハウス=全体をコンテナのみで作る、と考える必要はありません。上記の作例のように建物の一部として大胆に配置してみれば、今までになかった空間が現れます。

3.自由なライフスタイルに!

ISOコンテナにもともと備わっている開閉機能をそのまま活かすと、また新たな空間が生まれました。デッドスペースを活用し、そのまま風通しの悪さも解決してしまう。大胆なアイデアですね。

4.シンプルでも個性が光る一例!

Tiny Houseなんてのも少し前にブームがきましたが、ミニマリストの暮らしにもコンテナハウスはうってつけです。こう見えて内部にはバス・トイレもちゃんと付いてます。こんな部屋をたくさん用意して、宿泊施設にするってアイデアもいけそうです。

5.モダンな外観

こちらは海外のものです。コンテナハウスというと、外観はコンテナそのものが多く、デザインは少し武骨なものが多いでしょう。ですが、こちらのものは、外壁がアレンジされており、武骨な印象を与えることはありません。こうしたモダンなコンテナハウスであれば、オシャレな暮らしを実現できるかもしれません。

6.訪れる人を緊張させない雰囲気!

こちらは日本国内の作例です。ちょっと写真では伝わりにくいですが。奥に広がる空間にはウッドデッキ、その周囲に複数のコンテナを配置して、カフェ、音楽スタジオ、建築事務所とミニマルな多機能施設になっています。上に積み上げるのが難しいコンテナハウス、広い土地を利用して配置で勝負している一例です。

7.カラーリングでさらに表情が加わる!

黒くペイントされた一階部分はコンテナ2個を少しずらして配置、白い二階部分は一階に対して垂直に配置されています。一階は居住空間、二階はカフェとして活用されているようです。元は鉄の塊だったものも、カラーリングに配慮すれば、威圧感のない素敵な建物になります。

8.気軽なコミュニケーションの場に!

こちらはBAR。気の置けない仲間と軽く立ち寄って話を弾ませられる、人を自然に引きつける空間に仕上がっています。賃貸ではない物件で自分のお店を持ちたい!と思ってる人にとって、コンテナハウスは限られた資金でも自分オリジナルのお店を持つための妙案かもしれませんね。

9.サイディングにこんな工夫も!

サイディングをウッド仕上げにすれば、一見してコンテナハウスとは分からないような建物にもなります。これなら住宅地の中にあっても周辺の景観を損ねませんね。躯体が高温になるのを防いで、居住性を高めてくれる効果もありそうです。

10.コンテナの無骨さをそのまま活かす!

こちらは海洋コンテナがそもそも持つ雰囲気を全面的に肯定しつつ、建築としての新たな存在価値を吹き込んだ一棟。この記事の冒頭に掲載している画像の部屋を少し外側から概観しています。企業名などもそのままで、どことなく秘密基地っぽくなってますね。

11.コンテナハウスならぬ「コンテナスクール」!

一見してわかりにくいかもしれませんがこれ、学校です。この青い部分はコンテナで構成されています。教育施設にまでなってしまうとは。こちらも限られた予算でも教育をより広く普及させたいという国やボランティア団体など、真似しやすそうなアイデアです。

12.趣味が加わればより魅力的に!

好きなものを遠慮なくディスプレイ。元々、長い船旅を何年も繰り返したってビクともしない頑丈さが取り柄のコンテナですから、何にせよ遠慮なくガンガン使える、“道具としての家”という新しい価値観が現れています。

13.イベント会場・施設にも!

コンテナを、必要な部分だけ大胆にカットして扉部分をエントランスとして使用。その他の部分は角材を1,000本以上組み合わせて作られた、受付とカフェスペースを持つ独自の空間に。コンテナハウスであれば建築にもモビリティを持たせることが可能に。

14.ポップな宿泊施設にも!

「世界最小ホテル」と銘打たれたこちらは、限られた空間にどれだけの居住アイデアを詰め込めるかにトライしたバルセロナのプロジェクト。独創的です。さすがアントニオ・ガウディの街だけありますね。

15.なんだかんだでシンプルに暮らしたい。

コンテナハウスだからといって独創性や革新性を追い求めなければならないわけではありません。穏やかに住み続けられるシンプルさ、それも十分に実現可能です。どんな積荷も潮風や砂塵から守ってきたコンテナたち、これからはあなたと家族の暮らしを穏やかに、長い目で守っていってくれるでしょう。

いかがだったでしょうか。きっと想像以上にコンテナハウスを身近に感じていただけたと思います。住むための家として、ホテル、カフェ、果ては学校まで。コンテナだからこそ実現可能なアイデアやプロジェクトもこれからどんどん現れてくれると楽しそうですね。

・コンテナハウス卸売り業者・店舗  

コンテナ販売のみの業者もあれば施工まで任せられる業者もありますが、建築確認対応コンテナを販売している業者の場合、もっぱら施工業者も紹介してくれるようです。 

企画・販売・施工 MOBILE BASE(ON FOCUS株式会社) http://mobilebase.onamae.jp/index.html

販売 加勢のコンテナ販売 http://www.plars.jp/products/about_plus.php

販売・施工 ムーバブル・プロジェクト(堀内鋼業) http://felivehome.com

施工・販売 Box Of Ion House https://box-of-iron-house.com/box-of-iron-house/

【コンテナハウスについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ コンテナハウスについて知っておきたい基本知識

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